印章21世紀展&OGBS(オーダーグッズビジネスショー2009)

印章21世紀展&OGBS(オーダーグッズビジネスショー2009)へ行ってきた。
 
日本最大級と銘打ってあるので、とても沢山なのかと思ったら、そうでもなかった。
 
機械類に関しては、製造元がほぼ同じで、代理店販売をしているため、その代理店が同じような機械類を展示していた。
 
その中でも、独自性が発揮されているところも当然ある。
 
ユーボンという会社のレーザー加工機。
PL40K 税込714,000円で販売されている。稼働させるには、このほか空気清浄機や、PC等が必要なので、営業と交渉しないと、正式導入価格はわからない。
 
ただし、他のレーザー加工機と比べると、格段に価格が低いので、導入へのハードルは低くなる。
 
あとは、自社でペイできるかどうかの判断が求められる。
WEBには掲載されていない。 

  
ダイワコンピューテックのカードプリンタ HDP5000
楽天で販売もしている
 
プラスティックカードに両面印刷が可能なプリンタ。
用途は、社員証、学生証などのプラスティックカードへの盤面印刷。
このプリンタは、表面ICチップ付のカードにも、Felicaチップ内蔵カードにも印刷できる優れもの。
 
それは、フィルムリボンを、透明フィルムに一度転写し、さらに透明フィルムからプラスティックカードへ転写する仕組みになっているので、盤面への接触が1回で済む上、そもそもICチップやfelicaチップは、熱に強いため、何ら影響を受けないとのこと。
 
ダイワコンピューテックではfelicaの生カードの販売も安価で行っているため、felicaを使ったソリューションには、お手軽に始められると思われる。
 
また、印刷するためのソフトウエアに関しても、単なるプリンターとして利用できるため、カードサイズのデータを作成出来るソフトであれば、ワードですら利用できてしまう汎用性の高さもよろしい。
 
標準的な両面印刷を想定した場合、本体、カラーリボン、転写フィルム等々を含めて、665,000から始められる。
ランニングコストは、100円から150円。
felicaカード(RC-S860)も10枚11,000円で販売している。
必要ならフォログラムも印刷できるオプションがある

felica付のカードを利用して、一枚あたり2000円ちょっとの費用で、600枚越えの需要があれば、十分ペイできる商品である。
 
ちなみに、先日閉園した多摩テックでは、子ども向けの写真入りプラスティックカードを配っていた。うちの子どもたちも、その場で写真を撮ってもらい、きれいなプラスティックカードをもらって喜んでいた。
 
  
タイヨートマーのパインエキストラスタンプ
 
汎用のスタンプ台を利用し、インクを染みこませて、連続捺印できるスタンプ。
 
それと共に、ゴムの素材に工夫があり、ビニールや金属などの滑りやすい素材に対して、滑走せず捺印できることが大きな特徴。
 
早い話、速乾性スタンプ台を利用して、ビニール袋や金属材質の品物に、次から次へとどんどん押していくことが可能だ。
 
その上、通常のゴム印とさして変わらない価格なため、浸透式の高価なスタンプを購入しなくてもよく、汎用インクが使えるため、インク切れの心配も要らない。
 
サンプルとして丸検のスタンプを頂いた。検収作業等をメインにしていることが伺える。
 
 
 
単価が安い上、いつも新しい物を必要としない印章類で、高額な機械(300万円くらいはざらにある)を導入して、ペイしていくのは、至難だと思われる。
 
木口印章の彫刻機も数百万だった。何本印鑑を販売すれば元が取れるのだろうか。
 
顧客への販売を考えるとき、どの時点で元が取れるかが大事なのだが、まさか印鑑を1万本売ったらペイできますよとは、とても言えないと思う。