リカバリメディアの発注

ノートパソコンのHDDが壊れて、リカバリーすら出来ない状況での修理。
 
HDDからは、「カッツンカッツン」とヘッドのやる気満々の音。
 
SATA160GBのHDDには、大切な写真が1年分あるのとのことで、まずは、他のPCにHDDをつなげて、レスキューする。

USBでつなげているので、認識できなければ、USBコネクタを抜き差しして、再度挑戦。
10回に1回くらいの割合で、認識され、およそ1GBのデータを、少量ずつレスキューする。
 
一気に取り出したいが、コピー中に認識不能になるため、上記の作業を繰り返す。
 
取り出し終われば、後は心おきなくリカバリーとなるのだが、このノートパソコンは、その壊れたHDDにリカバリーデータが格納されている。
 
メーカーの手順では、「買ったと同時に、DVD-Rにリカバリーデータをコピーして、いつでもリカバリー出来るようにしておいてね。」ということなのだが、それを実際に行っているユーザーは、そう多くはない。なぜなら、ノートパソコンを購入すると同時に、DVD-Rを買うことはそうそう無いからだ。
 
とはいえ、HDDの一部の領域にリカバリーデータがあるのは見える。そしてそのデータは、シマンテック社のノートンゴースト形式のファイルだった。
 
ということは、イメージファイルを取り出し、ノートンゴーストを使ってリカバリー出来るのではないかと考えた。

結構なサイズのデータを取りだし、ノートンゴーストでファイルを確認すると、パスワードを聞かれた! 

こればかりはわからない。同じ領域に保存されているファイルを、端から覗いてみたが、それと思われるデータが見つからない。
当然と言えば当然で、誰でも自由にリカバリーデータを復元できたら、OSをいくらでも複製できてしまうからだ。
 
仕方ないので、メーカーへ状況を報告し、リカバリーメディアの手配を行った。

手配には、型番・製造番号・OSのプロダクトキーが必要。

早速手配をしたのだが、電話口で対応してくれた方の話だと、発注を受けてから、機種毎のリカバリーメディアを作成するため、1週間程度お時間をくださいとのこと。
 
その上で、リカバリーメディアを利用した場合、新しいHDDにリカバリーデータの領域が復元できるのかを確認したところ、「工場出荷時の状態に戻すためのメディアです」と、欲しい回答が得られなかった。
 
何回か確認したのだが、対応してくれた方は、そこまで知らないのだと確認できたので、後は届いてからの確認とする。
 
報告は、リカバリーメディアが届いてから。