七夕とお寺と盆踊り

土曜日、仕事が遅くなり、午後6時半過ぎにオフィスを出、大門駅に向かい、早足で歩いた。途中、東京タワーを横目に見るのだが、七夕のため、浴衣姿の女の子が多い。何か、イベントでもあるのかもしれない。などと思って増上寺と東京プリンスホテルの間の道を通っていたら、増上寺の境内にでっかい笹が設置してあり、たくさんの短冊がゆれていた。しかも、たくさんの人が集まっていて、テントには「札所」とある。
さすがに大きなお寺は違うなぁ、と考えながら、足早に通り過ぎた。

でも、ふと、「お寺と七夕」ってどういう関係なんだろう?という疑問がわく。
そもそも、「七夕」と「宗教」はかかわりあるものだろうか?少なくとも教会にそういった風習は無い。じゃあ、神社か?それも違うような気もする。かといって、仏教と七夕に関連性があるようにも思えない・・・。なんだかなぁ。と思ってしまった。

新婚当時、東急東横線の祐天寺駅近くに住んでいた。その名のとおり、「祐天寺」というお寺があり、檀家の方々が多かったようだ。というのも、新暦のお盆、7月半ばごろになると、家の前で迎え火がたかれているお宅が多かった。
そして、盆踊り。祐天寺の境内で行われ、寺のお坊さんたちも一緒に踊っていた。
 これは、まったくもって大正解なのだけれど、広場にやぐらを立ててする盆踊りに慣れてしまい、お坊さんたちが踊っていることに違和感を覚えた。

「七夕とお寺」。これは、本来関係ない と思う。(あんなに大々的に行われていると、自信ないけど。)
「お坊さんと盆踊り」。こちらは、「教会とクリスマス」くらいセットであるもののはず。
そのどちらにも、ある違和感を感じるのは、何でだろう?

まぁ、「へぇ、教会でもクリスマス会ってするんですね」とおっしゃる人もいるくらいだから、私が感じた違和感も、同じようなものだろうか・・・。