時制

時制。中学や、高校、そして今に至っても、この「時制」には悩まされる。現在形・過去形・未来形・現在進行形・・・はては、過去完了進行形なんて、いつ終わっているんだか、続いているんだかわからない!!ってものまであった。
これは、英語の話。
今、もう一つ「時制」に悩まされている。それは、「子どもの時制」。
たぶん、生まれたての赤ちゃんにとっては「現在形」ないしは「現在進行形」しかありえないのだろう。それが、日々を重ねて行くに連れて、「過去」が生まれてくる。
長男が小さかった頃、ある日、初めてその日保育園であったことを語ってくれ、「彼にも「過去」が生まれたんだ」と感動したことを覚えている。
でも、最初はあくまでも「現在」と「過去」そのうち「未来」も増えるけれど、まさにその3つのくくりしかない。小学校にあがるちょっと前になってようやく、「昨日」とか「おととい」とか「あさって」とか「1週間後」という時間の流れがでてくる。だからこそ、小学1年生の長男が「進化」とは、「自分のひぃひぃひぃひぃ・・・・おばあちゃんが海のムシだった」ということになる。まだ、時間の単位に「歴史」が出てこない。

ここまでは、なが〜い前置き。

おとといの話。夕方、長男を学校に迎えに行ってから、保育園に迎えに行った。3人を連れて帰っていると、次男の新任の保育士が帰るところだったので、「これが、うちの3Boys全員集合です」と挨拶をした。
昨日は長男は先に家に帰ったので、保育園からは次男と三男だけだった。
その夜、次男が「せんせいに会ったよね」と言い出した。「え、いつ?」とうかつにも聞いてしまった。「保育園から来たとき!」「あ、昨日のこと?」これまた、うかつにも時期を断定してしまった。「違う、今日だよ!!」と言い張る次男。「え〜。昨日、にぃにぃと一緒に帰ってきたとき、先生にあったんじゃない?」さらに上塗り。「今日だもん!」と次男。あげくのはてに、
「誓いはちゃんと守ってよね!!」
と全く持って脈略のない怒られ方をしてしまった・・・。
まだ、「今日」だろうと「昨日」だろうと、「過去」は「過去」でしかない次男にはむずかしかったのかも。と反省した。でも、私はいったい何を誓ったんだろう・・・?