青春は筋肉痛

 昨年から遅々として進んでいなかった、ロードマン(自転車)のレストア作業が、ようやく走れるようにまでなった。

 最大のネックは、ギヤレバーが入手できなかった事に尽きる。

 そのギヤレバーを、四国宇和島の自転車店で見つけ、(実際はインターネットだが、見つけるまで数ヶ月を要した)、やっと入手、本日午後、整備をした。

 ハンドルを取り付け、ブレーキを取り付け、ギヤレバーを取り付け、

 泥よけを取り付け、ブレーキワイヤーを張り、ギヤワイヤーを張り、チェーンを取り付ける。

 すべてが初めてのこと、調整方法も解らず、端から順番に調整をする。

 仮組が終わったところで、とりあえず試乗。

 「おおおぉ~」と思わず声を上げ、家にいた妻を、路上から大きな声で呼びだした。

 ちゃんとギヤーは変速するし、ブレーキもかかる。

 後は微調整をすれば、走ることは出来る。

 で、しばらく微調整をして、走れる状態にしたのが、この写真。

 これでも、交換しないと危険な部品が数点、磨いていないため取り付けていない部品が数点、ハンドル周りもきれいにテーピング。まだまだ完成は遠い。

 早速、数キロ走って、様子を見る、ついでに自転車屋も行き、タイヤの空気圧を調整する。

 約30分くらい走って家に帰ってきたら、体中が痛い。

 乗車ポジションがちゃんと合っていないことも災いして、腕、腰、ももが筋肉痛。

 ついでに、サドルもちゃんと合っていないようで、お尻も痛い。

 その上、息も上がっている。

 分解整備のために買った工具のために散財し、フレームの歪みを取るために散財し、

 部品購入で散財し、乗れるようになったら、筋肉痛。

 ああ、青春は、どこまでも簡単には戻ってこない。

 

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