スカウティング考 プログラムを昇華させる
ナイフ一つもってでかければ、十分楽しむことが出来る。
指導者に経験が無いから、いろいろと準備作業を始めてしまう。
ナイフ一つで箸を一膳作るのだって結構時間が掛かる。
完成したときの喜び。
これをおもしろいプログラムに昇華させるのが指導者の役割だと考えている。
ある指導者は、ハイキングやキャンプなどの野山に出かけると、帰る頃にはチーフリングを一つ作り上げていた。
拾った枝の中心をくりぬいて、カービングして作ったり、
小枝を編んで作ったり、木の実を編み込んだり。
何をするかを決めるのはスカウトで、そのプロセスを面白く組み立てて、「面白かったぁ」と満足させて、さらにバッチシステムと組み合わされば、十分スカウティング。
このプロセスを1周すれば、体験済みのスカウトが指導者になるので、何も考えずに常におもしろいプログラムを作り続けることが出来る。
指導者の役割は、面白いプログラムを作りながら、指導者養成も求められている。
関わっているスカウトの10年後の姿を考えていますか。
指導者の役割は10年後の青年を育成することです。
よりよき社会人を育てる活動です。