アドヴェント2006

12月を師走とは、よく言ったものだ・・・。
師でなくったって、(じゃないからこそ?)全速力で走り去っていく・・・。

今年のアドヴェントには、素敵なアドヴェントカレンダーをいただいた。1日ずつ窓を開けるとお菓子が2つずつ入っているのだ!長男・次男は交互に開ける担当になって楽しみにして開けていた。開け始めたのが3日くらい経っていたので、日曜日だけ2つ開けてよいというお約束もちゃんと守れた。
そして、何より、長男が洗礼を受けると決めてくれたのだ!!
洗礼を受けるクリスマスを待つアドヴェント。理想的だ!

数ヶ月前から、彼は土曜日になると旗の台の夫の実家に泊まりに行っていた。そして、日曜日は9時から始まる子どもの礼拝や、10時半に始まる大人の礼拝に、一人ででも参列するようになっていた。そんなこともあり、「洗礼を受ける?」と聞くと「受ける!」との答え。ただ、今のところ、私も夫も教籍(母教会)は大崎の教会になっている。そこで、「もし、洗礼を受けるとすると、どっちの教会がいい?」と聞くと旗の台の教会を選んだ。そこまでは、予想していた範囲だったけれど、彼に理由を尋ねると、「大崎の教会ではもう、(人数が少ないから)みんなに会っちゃった。でも、旗の台の教会では(人数が多いので)まだ会ってない人もいるから」と答えた。こんなに明白で、宗教的な理由があるだろうか。ちょっと迷いのあったママも決心した。私たちは、教会は地域に根ざすべきであり、信徒としても、一番近い教会に行くべき、という信念を持っていた。いや、いる。ところが、やはり、小さい教会では子どもが少なく、すこしでもうるさくしてしまうとそれがかなり目立ったり、また、信徒も子どもが散らかしてしまったり、汚してしまったりするのを疎ましく思ってしまったりする。それが、親としては悩みどころだった。クリスチャンというマイノリティとして、小さいころから過ごしていくと、きっとどこか必ずつまづくことがあると思っている。でも、なるべくならば、そういった状況には子どもを置きたくない。だからこそ、家では生まれてすぐに洗礼を受けるというのをしないできた。ある程度理解できるようになってからで良いと思ってきた。
 でも、長男は自らごく自然に日曜日の9時には教会に行き、礼拝をし、お昼ご飯を皆と食べ、楽しく遊んでから帰る、という生活を身につけ、とっても素敵な理由で、教会を伸びやかに選んでいる。親の心配など、無用の長物かもしれない。
結局、私も教籍を旗の台の教会に移し、(もとはその教会出身なので‘出戻り’?)長男はその教会でクリスマスイブに洗礼を受けることになった。