小沢健二

 iPodnanoで聞くために、家にあるCDをMP3へ変換しています。
すべてのCDをMP3にするには、まだまだ時間がかかりそうです。
 その中の一枚にオザケンの「Life」があり、通勤の往復に毎日聞いています。
 「Life」を聞いていたのは、震災ボランティアで神戸に滞在していた1995年2月でした。
 震災からひと月たっても、神戸の空気は重く、本当に復興するのだろうかという不安が街を覆っていた時期です。
 そんなときに、ボランティアの女性が持ってきたCDがオザケンの「Life」でした。
 どの曲もポップで楽しいアルバムですが、その中に「いちょう並木のセレナーデ」というギター弾き語りの曲があり、みんなで弾き語りをしていました。
 「がんばろや神戸」「WeLoveKOBE」などのキャッチフレーズを胸に、寒く重い空気のなか、一生懸命に復興へ向かっていたことを鮮明に思い出します。

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