「長男が危ない!」
先日、asahi.comの書評コーナーで同名タイトルの本を見つけた。そこに、「長男を叱りすぎていませんか?」とあり、ドキッとした。その後、夫がamazon.comで他の本を注文する際、その本も、注文してしまった。
サブタイトルには「熱心な母親ほど要注意」とあり、それには当てはまらないと思うものの、「長男・はじめての子」は親の過度な期待やプレッシャーがあったり、ADHDなどの「そだてにくい子」が多く、その結果、ひきこもりや不登校になるケースが多いと聞くと笑える話でなくなる。
熱心かといえば、そうではないと思う。ブランド志向・エリート志向がないので、「教育熱心」ではない。でも、「はじめての子」ということで、わからないことばかりで神経質になっていた気もする。いまは、3boysの世話に追い立てられ、余裕をなくしてイライラしているのが長男に向かってしまっていたかもしれない、と反省している・・・。
私自身「長女」ではあるが「はじめての子」であり、両親、というより母は苦労しただろうと今更ながら思う。私も小さい頃ずっと叱られっぱなしだった印象がある。そして、「こどもは親の人形じゃないのよ!!」とずっと思っていた。感情的に叱る母を見て、「私はこうはならない!」と思っていたのに・・・。
こどもを感情的に叱るのは、自分の思い通りに こどもは動くものと考えているからなのだと思う。でも、こどもは そうは動かない。まして母親にとって、異性である男の子は未知の領域であり、「なぜ、私と違うんだろう?」という不安につながっていく。「経験」の乏しい こどもを導かなくっちゃ、という使命感もある。でも、「母親経験」は「はじめての子」の年齢と一緒だ。
そうやって考えていくと、もっと自分自身に余裕を持って、悠長にかまえなくっちゃと思うのだけれど、朝、友達が迎えに来ているのにのんべんだらりとされてしまうと、思わず、「早くしなさい!!」と怒鳴ってしまう・・・。