歌に共感する
アンジェラ・アキの「手紙」
NHKのテレビで放送された、中学生の合唱コンクールのドキュメンタリー。
コンクールへ向けて、紆余曲折を経ながらステージへ経つ半年を描いている。
画面に出てくる中学生達、曲を聴いているだけで、彼らの中に涙を流す生徒達がいる。
アンジェラ・アキの「手紙」の歌詞、勇気づけられるとても良い歌詞だと思う。
でも、今37才の自分は、この歌で涙を流さない、心に響いていない。
15の時、佐野元春・渡辺美里・浜田省吾などを聞いて、勇気をもらったり、共感したり。
漠然と大人への反抗と抵抗をもって青い時代を過ごしていた。
いつしか20になり、「30以上の奴を信用するな」と嘘ぶって生きて、気が付くと30以上になっている。
歌詞で心が揺さぶられる感じは、一体どこへ行ってしまったのだろう。
中学生達は、「生きる意味」「自分て何」など真剣に悩んでいる、昔の自分がそこにいる。
「自分て何」と口に出すだけで涙する中学生。
ああ、自分は大人になってしまったのだと痛感する。
アンジェラ・アキってとても美しい女性だと思う。
でも、メガネがとても気になる、あのメガネは僕にはいただけない。
アンジェラ・アキの歌、歌詞、曲、容姿、どれもすてきだと思う。
でも、メガネが気になっている自分がいる。
メガネに気を取られているようじゃ、やっぱり大人になってしまったんだろう。