光ファイバーサービスの提供終了
契約しているプロバイダーから「旧テプコひかり」のサービス提供終了のお知らせが届いた。
調べてみると、「旧テプコひかり」を利用しているプロバイダーは、すべて終了するようだ。
終了時期は2011年9月とのこと、再来年のことなので、慌てる必要はない。
契約変更を余儀なくされるわけだが、今後の対応については、追って連絡するとのこと、取り急ぎ「終了」の通知を行っただけだ。
代替案が示されていないのは、一抹の不安が残る。
「旧テプコひかり」は品質の良いサービスだ。
・回線占有型
・ゲートウェイなし
・プロバイダ側の制限なし
これらのどこが良いかといえば、
「回線占有型」
100Mbpsを他人とシェアしなくても良い。
数百mを超える、大きなファイルを転送するのに、高速で転送できる。
特に、LinuxのインストールDVDイメージをダウンロードするのには、特に威力を発揮する。
CentOS5.4だと3.7GBもある。このサイズでも、先方のサーバーの回線が早ければ、10分弱である。
速い回線を利用しているサーバーは、ftp.riken.jp
「ゲートウエイなし」
ゲートウエイとは、いわゆるブロードバンドルーターともいう。
これがあるのと無いのでは、まるっきり違う。
昨年、プロバイダーの代理店が訪問してきて、「KDDIひかりone」への乗り換えを提案してきた。
キャンペーン中と言う事で料金が安くなるとのこと、ゲートウエイを設置しなくても使えることを条件に、契約変更をした。
ところが、工事完了後、ゲートウエイが設置され、その上、ゲートウエイが無いと接続できないとのこと。工事業者もずさんで、接続方法がわからないまま帰っていった。
プロバイダー側から、代理店に確認をとり、上記条件で契約したことを確認の上、もとの回線への再工事を行った。
代理店も工事業者も、仕組みを全く理解していなかった。
ゲートウエイがあることによって、いくつかの問題がある。
ネットワークの制御を自らできない。
できないどころか、ゲートウエイの制御が、プロバイダー側からできてしまう。
その上、詳細な設定がまるっきりできない。
ネットワークテストを行ったり、サーバー関係のテストを行ったり、VPNの設定など、現状利用しているサービスが細かく設定できない。
「プロバイダ側の制限なし」
これは、上記のゲートウエイの問題と同じだと思っている。
ルータを自ら設置し、自ら設定しているので、プロバイダー側で制限を行っていれば、利用できないサービスが、回線側なのか、ゲートウエイなのかが切り分けできる。
5年以上使っていて、使えないサービスに出会うことがなかった。
事実上、プロバイダー側の制限が無いと考えて良いと思う。
これらの条件を備えた、光ファイバーサービスが提供されるかどうか、不安が残る。
同じタイミングで、NTTの光回線独占について、総務省のタスクフォースが会合を開いたというニュースが掲載されている。
http://www.asahi.com/business/update/1211/TKY200912100481.html
NTTの光回線のシェアは7割を超えている。
電力系がそれに続くわけだが、この電力系の一部が、消えてしまうわけで、KDDIがダメだと、残る選択肢は、NTTになってしまう。
回線共有型の光、その上、独占的企業。
できることならば、今までと同じサービスを提供出来る、NTT以外の選択肢を用意して欲しいと思う。