ボーイスカウトを知らない保護者へのアピール
認知率というのがあるらしい。
出典を思い出せないが、ざっと40人あたり、2名から3名がグループ化されていると、そのグループは全体に認知されるという話。
ボーイスカウトを地域に認知してもらうには、40人クラスに2・3名いないと活動していないのと同じと言うことになる。
今時の小学校は、一クラス20人くらいだったりするから、単純に一人いれば良いと言うことにはならない。
あくまでグループとして存在していないと、認知されない。
ボーイスカウトへの入団は、「保護者の希望」というのが大いにある。どれだけ子どもにアピールしても、保護者が入団の決断を行うわけで、そのための広報活動が必要とされているはず。
実際のところは、子どもへのアピールが中心で、保護者をターゲットにした広報活動は弱いと感じている。
2007年に当時の団へ提案したポスター兼チラシの原稿。
残念ながら、「保護者へのアピール」ということは理解していただくことができず、また、日本連盟が発行している無料でいくらでももらえたポスターと折り込みチラシを利用することになり、お蔵入りしてしまった。
あるSNSで知り合った方が作ってくださったサンプル。
「教育運動」であることがメッセージに含まれています。
いただいたサンプルを元に作った、
自団の中身に差し替えたたたき台。
ボーイ年代の写真だと、入団対象の保護者にはわかりづらいだろう
と言うことで、下記のポスターへ改訂。
完成したポスター。写真がちょっと小さかったため、最終版はもう少し大きくする予定だった。
「教育があります」と、保護者への未知の発見を促し。
「優しい心とコミュニケーション能力」で、”運動が苦手、勉強が苦手、でも心が優しいんです”という子どもの保護者への訴求。
「育てたい」、あくまで子どもたちの能力を支援するだけで、「育てます」と圧力をかけない。
このようなポスターを作ったが、結局、上記の理由により日の目を見ることはなかった。
まずは、ボーイスカウトを知らない保護者への認知度を上げることが大切だと考える。